合気道 天之武産 井蛙塾
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天之武産合氣 井蛙塾通信

第8号

平成 161014日(木)

植芝吉祥丸:『合気道のこころ』(講談社)より 

 真の武道とは、いたずらに力を頼りに他人(ひと)と相対して強弱・勝敗を争うような見てくれの格闘技ではなく、日ごろ同志と相和して切磋琢磨(せっさたくま)をはかりつつ自己の人格的完成をねがう求道にほかならぬとの結論を得た開祖は、その意味での真の武道であるならば時代を超えて存在する意義があるものと確信。同時に、求道の到達するところは「宇宙遍在の根源の気と人間(我)の呼吸の気との一体化」であり、心身ともによく真剣なる練磨の行をつむことによって人間の気は、おのずから宇宙の気と静的には調和し、また動的には相応しながら絶対不動かつ自在の気の流れ、気の力として発現されるものであるとの哲理に開眼。そこにおいて開祖は「《気》と《理》を和する武道」としての「合気道」のいわば独立を宣したのである。(P.20)

<連 絡>

☆ 台風がらみで開催が心配されました昇級審査会と「秋の宴会」は楽しく終わりました。それで、「急な連絡」の必要を感じて、メールアドレスのある方々には「警報が出ている場合は中止」等の連絡を送らせていただきました。

  <メール連絡>にはつぎの方々を登録しました。

   Mさん・Oさん・Tさん・T群さん・H谷さん・K谷(袴)君・T石君・

   T井さん・裕ちゃん・Yukaちゃん・Sachiちゃん・Tさん・N田さん

   → N井さん・F原君・T宮君はアドレスのミスで戻ってきました。

     その他の登録されていない方々で「急な連絡」をご希望の方は

     papalgi@mint.ocn.ne.jp(井蛙塾通信社)まで連絡ください

 

☆ 上で紹介した『合気道のこころ』は英語版『The Spirit of Aikido』として出版されていますが、日本版は絶版です。1992年、バルセロナでオリンピックのあった年、そこで語学教師をしていたフランス女性がオリンピックの喧騒から抜け出し、合気道と指圧の修行のために日本に来ました。そして、井蛙塾と吹田道場で合気道をしばらく一緒に稽古しました。(Oさん・T石君は憶えていますね) それで、別れ際、ぼくはお土産にこの本を彼女にあげようとしたのですが、彼女はこの本は何度も読み、「私のバイブルよ」と言い残して帰りました。

  もう絶版で手に入らないから、機会があればこの本の中から、印象に残るところを紹介しようと思います。

☆ 道場に貼ってあるロマンティックなカレンダーは、かつて2度ほどここの道場で合気道を一緒に稽古した待井君によるものです。彼の個展が11月末から12月初めにかけて京都であります。近々案内しますので、是非行きましょう。

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